2016年3月30日水曜日

偉大な創造者






休憩や寝る前に、過去読んだ本を読み返しています。


今、読んでいるのは外尾悦郎の『ガウディの伝言』。日本人でありながら、現在、サグラダ・ファミリアの主任彫刻家として現場を指揮してる方が書いた本。たぶん、高1前後に読んだ本です。


これを読むと、創造的なことに関わるほぼ全ての人間はガウディに対し、猛烈な嫉妬心を抱くと共に、絶望的な敗北感を味わうはず。


しかし、創造者自らが死んだ後にも、未来に影響を及ぼし、何かを創造し続けてしまうということが、これほどまでにドラマチックで高揚することなのかと実感させてくれる本です。


ピカソがバルセロナの街を描くとき、ガウディの建造物だけ描かなかったこと、ガウディ建築に衝撃を受けたコルビジェがガウディを酷評した30年後に、大絶賛する文章を書いたなど、面白いエピソードも満載(笑)。


http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AC%E3%82%A6%E3%83%87%E3%82%A3%E3%81%AE%E4%BC%9D%E8%A8%80-%E5%85%89%E6%96%87%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%A4%96%E5%B0%BE-%E6%82%A6%E9%83%8E/dp/4334033644





おまけ

↓兄、浩達のエイリアンビジョンより。


2016年3月24日木曜日

京都滞在記










22日の夜、家に帰ってきました。
個展に起こしくださった皆様、誠にありがとうございました。

展示の詳細は後日、ホームページのInstallationページにアップさせていただきます。
http://www.akio-ishiyama.net/#!installation/c1cqt


↓とりあえずは数枚だけ・・



                                            



























































                                              
卒業から二年。大学在学中は、教室で制作ばかりしていました。

今回の展覧会期中はギャラリーにずっと寝泊まりさせていただいていたのですが(笑)、京都にいることを新鮮に楽しんでいる自分がいました。

銭湯からお化粧を落とした舞子さんが出てきたり、街のいたるところでお地蔵さんを見たり、いろいろと刺激的で、大学時代、勿体無い生活をしていたことを後悔したりもしました。

展覧会の初日に来てくださったお客様が、最終日にもう一度来られ、「お疲れ様」というあたたかい言葉と共に、お手製の毛糸の帽子をくださり、とても感動しました。大切に使わせていただきます。

会期終了の翌日(21日)は、大学時代の恩師、松本ヒデオ先生のご退任記念パーティーに参加させていただきました。



先生の最初の授業、絵画基礎2の授業がとても楽しかったことを今でも鮮明に覚えています。































↑松本先生の最初の授業で作った作品《にょ・にょ・にょ》


三重の美術予備校時代、万年ビリだった自分は高3の冬に名古屋の大手美術予備校へ。1浪してもずっと落ちこぼれだった自分は完全にグレておりました。

受験というより、自分の未来に対して完全に投げやりな中、いろいろ撃沈しまくって、ボロボロの精神で入学したのが精華大の陶芸コースでした。

若者の失敗を恐らく心では感じていながらも、それに対して極めて寛容な精神で受け止めてくれる松本先生たちがいなければ、自分はぐちゃぐちゃに潰れていただろうとよく考えています。松本先生、本当に今までありがとうございました。

ご退任記念パーティーの後は大学時代のメンバーと朝まで飲んでおりました。最後はラーメンを食べてお別れしました♪

ホテルで一時間の仮眠後、所用があり、大学へ行き、二年ぶりに学食を食べ、展示をいくつか見た後、帰ってきました。

食堂のテーブルとイスは綺麗に新調されておりましたが、藤本さんは変わらず、素敵なままでした。


変な写真ですが、学食の図。




















また、京都に来る予定です。