私がGEISAI#20にて発表した平面作品について、別府雅史氏より脅迫的な内容のメッセージが届きました。その内容は『別府氏が"petit"GEISAI#15で発表した作品と酷似しており、盗用したものではないか』というものでした。
私のGEISAIでの作品は立体と平面のインスタレーションでしたが、彼は平面の一部を切り取った写真を取り上げ、酷似していると公表しています。
この意図的に切り取られた平面作品に対して、私の反論および別府氏とのやりとりをメールの画像付きでアップさせていただきます。(私が返信したのは一度きりです。)
実際に液晶画面を撮影した画像をまず、証拠として添付します。その後、読みやすいように原文を載せます。
◯別府氏からの最初のメール
◯別府氏からのツイッターのダイレクトメッセージ(これを見て、初めてメールに気づきました。)
◯私の唯一の返信と、それに対する彼から一方的に送られてきた複数のメール
◯原文
- You have a new message:
- Via: http://www.●●●●.net/
- Message Details:
- お名前 : 別府雅史
- Email : ●●●●
- 件名 : 作風とコンセプトについて
- メッセージ : はじてまして。別府雅史と申します。 非常に失礼な事をお聞きしているかもしれません。お許し下さい。 石山哲央様が先日のGeisai #20に出展された作品を、インターネット上て拝見しました。 しかしあなたの平面作品が、私が以前のputie Geisaiに展示していた作品の作風と酷似していたため、動揺しております。 つきまして、あなたの制作する数字を使用した作品のコンセプトを、詳しく教えて頂けないでしょうか。僕はあなたが真意に芸術活動をしていると確信する限りにおいて、なんの権利も主張する気はありません。 よろしくお願い致します。
- Sent on: 3 June, 2014
- Thank you!
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別府氏からのツイッターのダイレクトメッセージ
m_beppu
今日は。僕のこと覚えていますか。
昨日ホームページの方にメールを送らせて頂いたんですが、ご覧になられましたか。
2014年6月04日-2:59pm
m_beppu
二日だけ待ちます。ご連絡下さい。
2014年6月04日-3:15pm
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先程、メールを拝見しました。
私は、putie Geisaiには行っておりません。また、別府様の作品は全く拝見したことがありません。
まず、私が作品に記している文字は数字ではありません。
自ら考案した文字で、現在も文字は増え続けています。数字をはじめ現存の文字とは異なります。文字の意味は、作品のコンセプト上お話しすることは出来ません。
このシリーズは長期の経年変化に耐え得るということを想定しているため、平面作品は水彩やアクリル、油彩画などの組成的強度を遥かに凌ぐであろうフレスコ技法を用いて制作しています。
以下にこの作品シリーズの説明が書かれているwebサイトのリンクを貼っておきます。
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そうですか。putie GEISAIには来なかったんですね。
でも確か京都精華大学から来た2人組と長々話した覚えがあるんですが…その内の一人があなただったような。
しかし僕に確認する術はありません。ですが見た目の印象がどうしても酷似しているように思うので、納得できません。申し訳ないですが、問題として公表します。ご了承下さい。
2014/06/04 21:35、石山哲央 <●●●.com> のメッセージ:
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一応お聞きしておきたいのですが、客観的に見て、僕の作品とあなたの作品は似ているでしょうか。特にピンク色の、褪せた平面作品についてです。
まだ自分の判断を疑ってもいます。なのでご意見うかがいたい。どうでしょう。
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今から僕が持っている疑惑を、Twitterなどを使って公表します。もし盗用があったということが認められた場合、石山哲央様の作家活動は危うくなると思います。
なので、もう一度確認させてください。本当に盗用はなかったんでしょうか。このメールでやり取りをしている段階でそれが発覚した場合、いくつかの条件は呑んで頂きますが、それを内密にしておくこともできます。いかがでしょうか。
1時間程、返信を待ちます。
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以上がメールのやり取りです。
これらは、事実と異なる甚だ理不尽な主張ばかりでした。そのため、一度だけの返答で対応するつもりでしたが、ツイッターで一方的に流されたので反論します。
特に許しがたい事柄は3つあります。
① 彼の作品を私が見て真似したとのこと
私は彼の存在も作品も全く知りませんでした。ホームページもありませんし。
彼は、putie GEISAI#15に私が大学の学生と二人組で行って、彼の作品を直接見たと言っています。しかし、私はその頃、京都の大学で進級制作の大きな文字の作品に取り組んでおり、東京のGEISAIには行っておりません。しかも、二人組ということですが、私には彼女もおりませんし、東京に一緒に行くような男の友達もいません。このことは私を知っている大学の誰に聞いてもわかることです。
メールで行っていないことを伝えた後も、GEISAIの関係者にツイッターで私が行って見たという嘘を言っています。
② 数字を使用した作品であるとのこと
私は数字ではなく、自ら考案した文字を描いています。文字の規則性を考え、膨大な時間をかけて生み出した文字です。
文字が数字ではないということを、私はメールで伝えましたが、その後も下記のようにGEISAI関係者にツイッターで『数字のような形態』というすり替えの言葉で表現し、伝えています。
③ 色について
別府氏はピンク色が共通しているとこだわっていますが、ピンク色は別府氏が発明した色なのでしょうか。
そもそも、私の作品の色はピンクではありません。仮に、私の作品の色を別府氏が真似して作ったと言われても、私は彼の作品を私の作品からの模倣とは認めないでしょう。
なぜなら、彼のピンク色は汚く感じ、好みではありません。私の色とは全く違います。
しかも、私の文字の作品シリーズはコンセプト上、長期保存が必須条件となるため、立体は陶、平面はフレスコ画で制作しています。
ちなみにフレスコ画は、使用するのがモルタルのためベース色はグレー系になります。GEISAI#20で展示したフレスコ画は、このグレー系のものと、インスタレーションとしての全体のバランスから赤系のものを選択しました。ベースになるモルタルに顔料を混ぜすぎると強度が落ちるので、赤の量は少なめにしながら、好みの淡い赤を作りました。
この3点については、簡潔に本人にメールで伝えてあります。その際、作品のコンセプトについてホームページのリンクを紹介しました。
しかし、別府氏はコンセプトについては全く主張しません。別府氏と私の作品は、造形だけでなく、コンセプトに大きな隔たりがあります。こんなことで盗用を妄想し、暴走され『作家活動は危うくなる』、『いくつかの条件は呑んで頂きますが、それを内密にしておくこともできます。』など脅迫的なメールを送られるのは心外です。
作家とは、とことん割に合わない仕事だと思っています。だからこそ、自分が納得のいく作品の制作をしなければやっていけません。
盗用するぐらいなら、作家を志しません!!