2月3日より川崎市岡本太郎美術館にてスタートした「第18回岡本太郎現代芸術賞展」にてインスタレーション作品《時空遊戯》を展示しています。
私はこれまで、オルガノンという作品シリーズにおいて、私的な哲学や日常の記録を、自ら考案した自らの文字で陶による立体作品に刻み記してきました。
当初、その文字は他者との理解を深め合うためではなく、自らの思考を自分のみが記録するために必要でした。次第に私は、自分にしか扱えない文字で書き記したものが、時を超え、他者が解読し、共有する日がきたら面白いと考えるようになりました。
ただ、直ぐに読み解かれてしまってはつまらないという思いから、壮大ないたずらを思いつきました。自らの文字を刻んだ作品群を世界のあちこちに埋め、未来の人たちを混乱させるというものです。
自らの死後、作品が掘り起こされ、文字が解読され、未来の人たちと意味を共有することは可能なのか。
本作《時空遊戯》は、自らの文字を刻み記した立体作品群と、夥しい数の文字のメモ、世界のとある場所に作品を埋めに行くという映像作品によって構成されます。
機会がありましたら、ご高覧いただければ幸いです。
機会がありましたら、ご高覧いただければ幸いです。
会期:2015年2月3日(火)~2015年4月12日(日) 料金:一般600(480)円/高大学生・65歳以上400(320)円/ 中学生以下 無料 |
※( )内は20名以上の団体料
休館日:月曜日、2月12日(木)
主催:川崎市岡本太郎美術館、公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団
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